2022/07/21

【 イラストレーター:中野カヲル|Kaworu Nakano 】
Orbital2と使い慣れたペンタブを上手く併用することで制作をより効率的に!

【 今回のクリエイター 】
中野カヲル|Kaworu Nakano

書籍の装画などを手掛けるイラストレーター。『ILLUSTRATION 2022』(翔泳社)掲載。
主にTwitter(@KaworuNakano)で活動中

HP:Kaworu Nakano
Twitter:中野カヲル
Instagram:中野カヲル

ー 普段の作業環境を教えてください。

デスクトップPC(Windows11)
ペンタブレット(Wacom Intuos Pro Medium)
CLIP STUDIO PAINT

ー なぜ、「Wacom Intuos Pro Medium」を選ばれたのですか?

以前は「Wacom Intuos pen & touch Small」とノートPCを使用していましたが、デスクトップPC購入をきっかけにペンタブも大きいものにしようと思い、Wacom Intuos Proのシンプルなデザインが気に入ったので購入を決めました。

ー お使いの「Wacom Intuos Pro Medium」の使い心地はどうですか?

Wacom Pro Pen 2 のグリップ形状が使い心地良く、タブレットのサイズも丁度良いので、快適に作業ができています。カラーも落ち着いたブラックで気に入っています。

ー イラスト制作でのOrbital2のおすすめの設定方法や便利な使い方はありますか?

Orbital Engineのダイヤルを回す軽い操作感が気に入っていて、作業中何度も繰り返すことになる「取り消し/やり直し」がストレスなく行えるので助かります。
スティックを回転させる動作は「ズームイン/アウト」や「キャンバス回転」にも感覚的にマッチしていて使いやすいと思います。
Flat Ringでは「線の色を描画色に変更」もよく使う機能になります。これまでやっていた『メニューバーの編集から「線の色を描画色に変更」を選んで……』という作業をワンタッチで行えるようになったので、ちょっとした手間が減って作業時間の短縮にもなっています。

ー 上記イラストを描いていただいた後に追加した機能などありますか?

Flat Ringの未設定箇所に「トーンカーブ」「色相・彩度・明度」を追加しました。
イラストの塗りの段階では何度も色調補正をしながら進めていくので、『レイヤーを右クリックして新規色調補正レイヤーから選択……』の手間が省けて助かっています。

ー Orbital2とペンタブを併用した際の使い心地・使い勝手はいかがしたか?

Orbital2はコンパクトで場所を取らないし、見た目もWacom Intuos Proと調和していて作業のノイズになりません。
これまで左手デバイス自体使ったことがなく、ショートカットキーすら覚えるのが面倒で殆ど使っていませんでしたが、今回Orbital2を使用して作業の効率化を実感しました。

Wacom Intuos Proはタブレットの左端にタッチホイールが付いていて、私はそこに「キャンバス回転」の機能を割り当てているので、それを使うときだけはOrbital2から親指を伸ばして操作する……というようなこともしています。
新しい機能と使い慣れた機能、どちらも上手く使って制作しやすい環境作りができるといいと思います。

ー 最後にイラスト制作をする上で、こだわっているポイントを教えてください。

色が与える印象にこだわりを持っています。
透明感や爽やかな印象、赤色の鮮やかさなど、色を選んで塗り終わってからも微妙な色調補正を繰り返し、イメージに近づけていきます。描いていて気持ちのいい色表現ができると嬉しいです。

▼ 中野さんのオリジナルプロファイル
「CLIP STUDIO PAINT」にて、お使いいただけるプロファイルをご提供していただきました!
Windowsをお使いの方は こちら
※クリエイターの方からいただいたプロファイルのみを配布しているため、OSやキーボード配列によってはプロファイル配布がないものもあります。
ご了承ください。

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