2022/02/18

【 アニメーター/演出家:小嶋 慶祐|Keisuke Kojima 】アニメーター 小嶋慶祐さんに学ぶアニメ現場のデジタル作画術 ~クリップスタジオ×ワコム液タブ×Orbital2活用〜

【 アーカイブされたイベント概要について 】

■ タイトル
アニメーター 小嶋慶祐さんに学ぶアニメ現場のデジタル作画術
~クリップスタジオ×ワコム液タブ×Orbital2活用〜

■ 概要
今回は、アニメーターの小嶋 慶祐さんをお呼びして、Orbital2とCLIP STUDIO PAINT、ワコム液晶ペンタブレットを活用し、デジタル作画術について実演・解説していただきました。
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オープニング
コーナー1:なびき作画実演
コーナー2:ジャンプ、着地作画実演
雑談 / 質疑応答
エンディング
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■ 主催企業
株式会社BRAIN MAGIC
リトルビット株式会社

■ 協力企業
株式会社ワコム

【 今回のクリエイター 】
小嶋 慶祐|Keisuke Kojima

アニメーター / 演出家として活躍する傍ら、CLIP STUDIO PAINTのアニメーション講座も行う。
TVアニメ『織田信奈の野望』作画監督
テレビアニメ『バビロン』副監督
テレビアニメ『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』絵コンテ / 作画監督

Twitter:小嶋 慶祐

【 小嶋さんと同じ環境で、作画からアニメーション制作を行っていこう! 】
まずは小嶋さんと同じ環境を作っていこう!

ステップ① Orbital2のプロファイルを読み込む
こちらよりプロファイルをダウンロードします。
②Orbital2 Coreのトップ画面で「開く」ボタンをクリックします。
③ダウンロードした、「CLIP STUDIO(アニメーション).json」というファイルを選択します。
④プロファイルを読み込み、「保存ボタン」を押した後、使用可能な状態になります。

ステップ② Orbital2の環境設定を変更
Orbital2のメニューバーから「設定」をクリック後、「環境設定」をクリックして、画像と同じように変更してください。

ステップ③ オートアクションをインポート

ステップ④ クリスタのデフォルトショートカットキー変更
画像と同じショートカットキーを追加することで利用できるようになります。

動画を見ながら、Orbital2を活用しよう!

4:03 Orbital2を使ってみた所感
色々な左手デバイスやカスタマイズできるキーボードを普段使っていましたが、Orbital2を使ってみて、高級感あって押し心地が良く、軽いです。また回転や傾けると微妙に振動があり、ブラインドタッチを意識して、作られているのかなと思いました。

5:08 小嶋さんプロファイルのOrbital Engine設定
Orbital2には、キャンバスの拡大縮小や回転を割り当てています。
またOrbital2の柱頭のスイッチを長押しして、手のひらツールが機能するように使っています。

8:06 フレーム移動でダイヤル操作を活用
Orbital2を使ってタイムラインを操作していきます。

8:44 デジタルならではの作画術
なびきのフォルムを線で描くことは難しいので、投げ縄ツールを活用しています。
Orbital2のフリックメニューを使うことでペンをフリックして、色を変えられるようにしています。

12:52  Orbital2の「フリック入力」が面白い!
Orbital2のフリックメニューを活用し、レイヤー結合や複製をフリックするだけで適用しています。

17:17 Orbital2を使って映像編集のようにフレームを縮める
フレームを減らしたり、増やしたりをOrbital2のフラットリングで行っています。

58:09 Orbital2のダイヤル操作でコマ送り
Orbital2のダイヤルを回転しながら、動きを見れるのは細かい作業ですが、やりやすいです。
また上の方向(フレーム移動_S)にOrbital2のジョイスティックを倒したあと、柱頭のスイッチを押すと「手のひらツール」、右上方向(フレーム移動)をOrbital2のジョイスティックを倒したあと、柱頭のスイッチを押すと「1sに戻る」というのを使い分けています。

1:17:40 動画の確認作業とダイヤル操作は相性抜群!
キーボードのように連打せずに、ダイヤルを回して1コマ1コマを確認できることは便利です。

アニメ制作でためになる話のまとめ

小嶋さんが動画内で話されている、アニメ制作において重要な部分をピックアップしました! ぜひ参考にしてください。

7:25 クリスタの「オートアクション」について
※オートアクション機能とは、CLIP STUDIO PAINT内の様々な機能を組み合わせて設定し、自動化する機能のことです。
14:30  形を頭の中で考えてから描く?描いてみてから考える?
19:47 同じような絵ばかりだとアニメになかなかならない話
20:22 アニメはシルエットが大事
23:19 デジタル作画は修正が利きやすいのが便利
27:45 別フレームの絵を透かす「オニオンスキン」
31:41 囲って薄く白ベタを塗るオートアクション
35:55 背景からキャラクター部分を即座に切り抜くオートアクション
43:52 「透明ピクセルをロック」ではみ出しを気にせず描ける!
48:41 「メッシュ変形」のアニメーターならではの使い方
50:16 「カメラフォルダ」と「オブジェクトツール」で手軽にカメラワーク作成
52:40 クリスタならカメラを動かしながら作画もできる!
1:04:48 エフェクトを描く時も「なげなわツール」が便利
1:10:51 アニメはキャラクター以外の要素も大事
1:12:07 デジタル作画なら紙の枚数を気にせず描ける
1:16:10 アニメ作画のオススメ練習方法
1:19:20 デジタル作画で気を付けていること・オススメしたいこと

【 最後に 】

▼ 小嶋さんのオリジナルプロファイル
「CLIP STUDIO PAINT」にて、お使いいただけるプロファイルをご提供していただきました!
Windowsをお使いの方は こちら
※クリエイターの方からいただいたプロファイルのみを配布しているため、OSやキーボード配列によってはプロファイル配布がないものもあります。
ご了承ください。

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