【 コンポーザー/ギタリスト : Yuta 】カスタマイズ性の高いプログラムマクロを駆使して、実行速度が急上昇!
皆様初めまして。ギタリストのYutaと申します。
2015年から2019年までの間Earthists.(アーシスツ)というラウド/メタルコア・バンドにてコンポーザー・ギタリストとして活動しておりました。
現在は新しい音楽プロジェクトのギター、コンポーズ、プロデュースを担当しております。またフリーランスでオーディオ編集の仕事をさせて頂いております。
Twitter:𝔜𝔲𝔱𝔞寿司𝔰𝔲𝔰𝔥𝔦@𝑵𝑬𝑾 𝑷𝑹𝑶𝑱𝑬𝑪𝑻
私自身の楽曲作成、フリーランスでのオーディオ編集作業をさせて頂いております。
楽曲作成では作編曲とギター・レコーディングからツーミックス作成(※)までを行なっております。
※ツーミックス作成:DAWソフト、私の場合Logic Pro Xを用いたミキシング作業のことです。
Apple Silicon搭載モデルのMacBook上でLogic ProというDAWソフトにてギター・レコーディングとオーディオ編集、楽曲作成、楽曲アレンジ作業をしております。
私自身の音楽プロジェクトの楽曲作成では作編曲と他メンバーがレコーディングしたオーディオ・ファイルのエディットからツーミックス作成までを担当しております。
作曲の段階ではGuitar Pro 7という譜面作成ソフトを使用しております。
小学校高学年の頃に家にあったQUEENのベスト・アルバムを聴き洋楽に強い興味を抱くようになりました。その後は所謂ヘヴィ・メタルに傾倒するようになり、高校生の頃に現在の私が作成しているようなメタルコアやDjent (ジェント)というジャンルに触れ見事にどハマりしてしまいました(笑)
中学生の頃にお年玉で中古のエレキ・ギターを購入し毎日練習するようになりました。
高校生の頃から趣味として作曲するようになり、その後大学生の時にEarthists.というバンドを結成しギタリスト・コンポーザーとしての活動が始まりました。
音楽作成やバンド活動に少しでも触れた方はご存知かと思いますが、現代では多くの楽器がリアルにレコーディングした音源の代わりに打ち込みのソフト音源にとって変わられつつあります。
その中でソフト音源ではいまだに再現できないサウンドの代表の一つがエレキ・ギターです。
そのためギター・レコーディングでは何度もリテイクを重ね、理想のギター・サウンドを追求しております。
楽曲作成において長い時間を占めるギター・レコーディングでもOrbital2が大変役に立ってくれています!
私はコンポーザーなので私の楽曲で聴いて欲しいポイントは全部と言いたいところですが、ギター・サウンドには特に注目して欲しいです(笑)
先ほども申し上げましたが、理想のギター・サウンドを追求するために毎日ギターの練習をしています。
私はコンポーザーでもあるので最新の音楽シーンのトレンドに付いていくためにメタルに限らず様々な音楽のトップ・ランナーの音源をチェックして研究しています。
例えば最近のメタルでのトレンドはChoir (人の声を重ねた音源の種類)を取り入れるのが流行っているということに着目して、自分の楽曲に取り入れるためにそういった音源を多く聴いたり、近年のメタルコアで定番となっているアンビエント・パートがどのように楽曲に組み込まれているのかを研究し、楽曲の構造や展開に着目して聴くように心がけています。
またクリエイティブな作業においてセンスが非常に重要と考えておりますので、音楽に限らずファッションや、アニメ・映画などの映像作品にも多く触れるように心掛けております。
もちろん映像作品の楽曲からもインスピレーションを得ますが、気に入ったアニメのキャラクターの名前を楽曲のタイトルに引用したりもしています。最近ではシン・エヴァンゲリオンにどハマりして「Mari」というタイトルの曲を作りました(笑)
このコロナ禍ですが、Earthists.で活動していた頃に実現できなかったアメリカ・ツアーを私の新たな音楽プロジェクトで実現させようと準備しています。
まだ名前は明かせませんが、ボーカルとベーシストは北米在住の有名バンド・マンを起用していますので是非期待してください!
PCはApple Silicon (M1チップ)搭載モデルのMacBook Airです。作編曲のラフ・スケッチはGuitar Pro 7という譜面作成ソフトを使い、レコーディングとアレンジ作業をLogic Proで行っております。
オーディオ・インターフェースはFocusrite社のScarlett Solo 3rd Genを 、モニター・スピーカーはYAMAHA HS5を、MIDI入力はM-Audio社の49鍵キーボード(Oxygen MK5)とNovation社のLaunch Pad mini MkⅢ、マウスはLogicool社のトラックボール・マウスM575を、トラックボールではスクロール操作がやりにくいのでスクロール操作専用デバイスとしてApple社のMagic Mouseを、キーボードもまたApple社のテンキー付きMagic Keyboardを、DAWのフィジカル・コントローラーとしてElgato社のSTREAM DECK15キーモデルを、そしてメインの左手デバイスとしてBRAIN MAGIC社様のOrbital2を愛用しています!
モニター・ディスプレイは真ん中に55 inchのディスプレイを置き、左右に一枚ずつサブディスプレイを配置しています。
左右のサブディスプレイに加え、近くで何かをモニターしたい時のためにMacのSidecar機能でiPad Proを4枚目のディスプレイとして手元に置いています。
少し話が脱線してしまいますが、Sidecar機能でiPadにDAWのピアノロールやオートメーションを表示するとApple Pencilを使って細かい作業ができるため大変重宝しています。iPad + Sidecar + Apple Pencilの組み合わせはMacでDTMをしている方々に強くお勧めしたいです!
基本的に全ての音楽作成作業は自宅で行なっております。
たまにカフェでノマド作業をしますが、その際はラップトップと共にトラックボール・マウスとOrbital2は必ずセットで持ち出しております。持ち出しに便利なコンパクトさもOrbital2の良さですね!
音楽作成に限った話ではないのですが、長時間作業していても疲れない環境作りがとても大事だと思っています。
椅子に座っている状態から簡単に手が届く位置によくアクセスするデバイスを配置することで快適に作業ができるようにしています。
そのためには省スペースなデバイスがとても重宝します。マウスをトラックボールのものを使っているのもそのためですし、Orbital2もとても有難い存在となっています。
「使いこなすこと自体がクリエイティブなデバイス」だと思っています。
クリエイティブな作業にとても役立つデバイスですが、ユーザーがどのように使いこなすかを工夫することによってその能力が無限に広がると感じています。
クリエイティブな作業を効率化するためのデバイスですが、クリエイティブな作業をしている方にとってOrbital2をどう使いこなすかを試行錯誤することはとても楽しい作業だと思います!
左手デバイスは使ったことないのですが、イラストレーターの方々とは違いDAW/DTM界隈で左手デバイスは一般的ではありません。私もOrbital2で初めて左手デバイスという物の存在を知りました。
DAW/DTM作業において使用するショートカットキーの数はそこまで多くないので、左手デバイスがあればキーボードが不要になり作業が効率化されそうだなとぼんやり思いました。
「初めて使用した時」
よく使う機能はフラットリングに、拡大縮小カーソル移動などの直感的な操作はJoyStickに、誤操作したくない機能はOrbital Engineにというだいたいの使用法は導入した時に決まっていました。
しかしどのショートカットをどの操作に割り当てるかを考えた時、キーコマンド、キーローテーション、プログラムマクロなどの豊富な機能を見た時に、これは使いこなすまで大変だなと思ってしまいました(笑)
ただプロファイル設定をして実際のDAW作業で確認する、この反復を繰り返し効率化していくプロセスは非常に楽しかったです!
「使い込んだ時」
もうOrbital2無しでのDAW作業は考えられなくなりました。
給料が時給制ではないクリエイターという職業において時短は非常に重要な目標です。
時間当たりの単価を飛躍的に向上してくれるOrbital2はそういった面でもとても有難い存在となってくれました。
またOrbital2が割高な価格設定だという意見を目にすることがあります。しかし自由度の高さと豊富な機能によるパフォーマンスの高さを鑑みるとコスパは決して悪くない、むしろ使いこなしていくことでどんどんコスパが向上していく素晴らしいデバイスだと思います。
初めはキーボードが不要になる印象を抱いていましたが、実際に使ってみるとなんだかんだ1ストロークで済むショートカットはキーボードを使用した方が早く正確だと思いました。
そのためOrbital2にはDAWで最もよく使う機能である拡大・縮小をJoyStickの回転操作に割り当て、フラットリングには3ストローク以上の操作が必要なプログラムマクロをそれぞれ割り当てています。
プログラムマクロのカスタマイズ性の高さがOrbital2の1番の強みと感じました。
例えば、「トラックを複製しリージョン移動」や「ゲインを0にする」などの複数のキー入力を要する作業にかかる時間をかなり削減することができました。
プログラムしたマクロの実行速度がとても早いことにも大きく助けられています。
1ストロークやキーコマンド操作のような単純な操作はSTREAM DECKに割り当てることで左手デバイスとして使い分け、差別化しています。
JoyStickの回す、傾けるの操作性が直感的かつレスポンスも早いので一番便利に感じています。オーディオ・ファイル編集やアレンジ作業の際にプロジェクト全体を拡大縮小するのにJoyStickの回す動作を割り当て、傾ける操作に選択したオーディオファイルの両端に移動する機能を割り当てているのですが、これで整音作業とオーディオ・ファイルのコピペの作業速度が格段に飛躍しました。
それとプロファイル切替を駆使するとシチュエーション別によく使うマクロの割り当てを瞬時に切り替えられるので重宝しています。その際プロファイルごとにGlow RingのLEDの色を設定できる点も素晴らしいです。
あとこれは冗談でなく割と本気なんですが、Glow RingのLEDの色を自由に選べる点も素晴らしいと思います!作業をする上でデスクの映えってモチベ向上に寄与してくれるので作業効率アップの遠因になると思います!
一番と訊かれて多く答えてしまい申し訳ないです。一つには絞れないので!(笑)
JoyStickモードは操作感が非常に直感的でレスポンスが速いため、オーディオ編集や音源を切り貼りするような作業で多用しています。
OrbitalEngineモードでは割り当てられる操作が非常に多いことと誤操作を誘発しにくいので、工数の多いマクロを多用したいときに使っています。
ただJoyStickの操作性がDTM、DAW作業ととても相性が良いため普段はほぼJoyStickモードを使用しています。
私のようにレコーディングとエディット作業を並行して行うミュージシャンの方に嬉しいのが非常に素早いプロファイル切替機能です。
当たり前の話なのですが、レコーディングで使うショートカットとエディットで使うショートカットは全然違うので録ってすぐにエディットというスタイルにとてもマッチします。
前の項でも言及しましたが、よく使うショートカットの内単純なものはSTREAM DECKに割り当てています。
前項でも言及しましたが、JoyStickの回転・傾けに直感的でよく使う機能を主に割り当てています。ですので、JoyStickモードを軸にしてプロファイルを作成し、シチュエーション別にフラットリングに登録するアクションを変えています。
例えば自分はエディット・アレンジ作業を始める時にまずドラムMIDIをピッチ別に分けます。この際Logic Proの仕様で各々のドラム・トラックを複製しMIDIリージョンをコピペし元のトラックを削除するという操作が必要になります。
またレコーディング時では録ったテイクがNGだった際にそのテイクを削除し、また同じところからレコーディングを再開する操作を頻繁に行います。
なので、「削除 + Enter」や録った素材の開始点に移動して再生などの操作をレコーディング時では多用しています。
こういった工程数の多い作業を主にOrbital2のプログラムマクロで作成し、シチュエーション別に各々のプロファイルのフラットリングに割り当てています。
前項からよく言及していますが、Orbital2とは別にElgato社のSTREAM DECKを多用しています。
よく比較されがちなこの2つのデバイスですが、操作性や用途は全く異なると私は感じています。Orbital2は回転操作が可能なJoyStickと自由度の高いプログラムマクロがストロングポイントだと思っています。
STREAM DECKは視認性の高さとボタンのサイズ感のお陰で誤操作を誘発しにくい点がストロングポイントだと思っています。
主に特定のアプリを開くことや任意のプラグイン(音楽作成に使うソフトウェア)を起動させるなどが多いです。他にはオーディオの出力先の切り替えなどDAWの外で行う操作を多く割り当てています。
ですので、この2つのデバイスの担う役割は全く異なってきます。
もうセット売りしてもいいのではと思うほど役割を補完し合っているのでSTREAM DECKとOrbital2の併用を強くお勧めしたいです!
楽曲作成だけでなく映像作成にもチャレンジしたいので、その際にはまたOrbital2をどう活用するか考えようと思っています!
それとクリエイティブな作業ではないのですが、Excelも仕事でよく使うので、Office系ソフトでも使えるか可能性を模索したいと思っています(笑)
DAW/DTM界隈ではまだあまり浸透していない左手デバイスですが、実際に導入してみたところ今では作業に欠かせない存在となりました!
時間当たりの作業単価が飛躍的に向上することや安価なデバイスを買って遠回りすることを考慮すると、この左手デバイスの正解とも言えるOrbital2をご購入することを強くお勧めいたします!
▼ Yutaさんのオリジナルプロファイル
「Logic Pro」にて、お使いいただけるプロファイルをご提供していただきました!
Macをお使いの方は
こちら
※クリエイターの方からいただいたプロファイルのみを配布しているため、OSやキーボード配列によってはプロファイル配布がないものもあります。
ご了承ください。
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