2021/09/08

【 イラストレーター : Ko. Machiyama 】フリックメニューを駆使して爆速作業!「置くも良し、握るも良し」使い方は自分なり。

【 今回のクリエイター 】
Ko. Machiyama|コーマチヤマ

1980年千葉県生まれ。人物や質感のある物を得意とし、鉛筆/アクリル/カラーインクといったアナログの素材をデジタル上に取り込み完成させるイラストレーションは、上品で落ち着いた雰囲気を漂わせる。

Web:loopool BLOG
Instagram:ko.machiyama

■ 経歴
2011 セツ・モードセミナー研究科卒業。
2004 東京造形大学デザイン学科染専攻卒業。

エージェンシー「BILDINGU」所属
イラストレーターズ通信会員

■ クライアント
Adobe、Youtube、伊勢丹、高島屋、 大丸、マガジンハウス、CCC メディアハウス、WWD JAPAN、誠文堂新光社、文藝春秋、新潮社、幻冬舎、講談社、集英社、中央公論新社、AFAR( アメリカ )、DKbooks(イギリス)、エミレーツ航空 ( ドバイ )、東京国立博物館など

【 普段のクリエイティブ作業 】
ー 普段、どんな職業でどんな活動されていますでしょうか

フリーのイラストレーターとして雑誌、書籍、広告、ステーショナリーなどのイラストレーションを担当しています。
それとは別に抽象画家としても活動しており展示、オンラインのギャラリーを使って海外のコレクターへの販売、クライアントワークとしての作品提供などもしています。

ー どんなクリエイティブソフトを使用して、どのようなデザインに携わられていますか。

アドビのフォトショップをメインに使っています。
最近はiPadを使ってラフから完成まで持っていくこともあります。

ー 実際に携わった制作で特に印象に残っているものはありますか?また、その制作にて工夫した点などありましたら教えてください。

マルマン様とのお仕事で「ニーモシネクリエイターズ」が印象に残っています。
ニーモシネというビジネスノートを使ったコラボレーションでコンセプト作りから携わらせてもらいました。自分にとって初めての箔押しの商品で、イラストレーションの特徴である線やテクスチャーのかすれ具合を表現するのに苦労しました。
単なるイラストレーションの提供だけでなく、名前や作品のクォリティを今後も上げ続けクライアント様の問題解決を助けられるイラストレーターとしてコラボレーションを増やしていきたいと思いました。

ー 「iPadを使ってラフから完成まで持っていく」とありますが、変えるきっかけなどが何かあったのでしょうか?

今まではアナログで描いた線を取り込んでいたのですが、デジタル化や着彩した時に構図や形のバランスが悪くなることがあり微調整が必要でした。最初からデジタルで作ってしまえばそこは解決されるなかと思いiPadを使っています。

ー イラストを描き始めたのはいつ頃ですか?またきっかけを教えてください

本格的に描き始めたのは、脱サラして再度イラストレーションの学校に通い始めた時です。大学時代から絵が上手くなりたくて落書きなどはしていました。
退職時は映像に興味があったのでアニメーション系の進路も考えていたのですが、3ヶ月ほどアジアをバックパッカーしながらスケッチを続ける中でやはり一枚で完結している絵が好きだなと思い、帰国後にイラストの学校に入れたことで自然とイラストレーターになろうと決心していました。

ー イラストを描く上でのこだわりがありますか?また、皆様に見ていただきたいポイントなどありますか?

線、シンプル、浮世絵などからの影響で影をつけずフラットにした見せ方などにこだわっていました。ただ、今はそれらのこだわりを捨て新しい物を探している最中なので今後を楽しみにしてもらえたら嬉しいです。

ー 「新しいものを探している」ということですが、差し支えなければ、どのようにして探しておられるのか、どのような点を観察しているのか教えていただけますでしょうか?

まず多くのアーティストの作品を見て自分が好きで指針(今の自分の作品の延長線にいる人)になりそうな人を数人ピックアップします。その表現方法(線の描き方、色面の作り方など)を自分の作品中に取り込みミックスしながら自分なりのトライアンドエラーを繰り返している感じです。

ー イラストを描くための自己トレーニングなどしていますか?

時間のある時はジェスチャードローイング(30秒から1分ぐらいで描くスケッチ)をやっています。その他はまわりで評判のよさそうなイラストレーション系の技術書を読んだりして使えそうな技術や考え方を探しています。

ー 今まで読んできた技術書の中で読んでよかった技術書はありますでしょうか?

その時の自分のスキル度によって変わって来るとは思いますが、近年読んだ中では下記がオススメでもっと早く出会えればと悔しく思いました。
人物:グレン・ビブルのドローイングマニュアル
動き:たてなか流クイックスケッチ
動物:動物の描き方
描き方:”主線なし”イラストの描き方

ー イラスト制作やクリエイティブを制作する上で、今後挑戦したいことはありますか

デジタル作品とアナログ作品を分けること。
今まではデジタルとアナログを合わせた作品を作っていたのですが、デジタル内で完結できることも多くなってきました。しかし、アナログで描く長い線がもともと好きなのでデジタルはクライアントワーク、アナログはアートワークとしてわけそれぞれ尖らせていけたらと思っています。

【 Machiyamaさんの作業環境 】
ー 普段の作業環境を教えてください

iMacのmacOS Big SurでAdobe PhotoshopCC、Wacom Cintiq 16を使って制作しています。
最近はiPad AirのAdobe Frescoで作ることも多くなってきました。

ー Adobe Frescoで制作する際は、Adobe Frescoのみで完結するのでしょうか?

Adobe Photoshopでの確認作業は必要になりますが、内容によってAdobe Frescoのみで完結できる仕事も増えてきています。

【 Orbital2について 】
ー Orbital2を使用してみていかがでしたか?

初めて使用した時
ジョイステックやOrbital Engineモードのダイヤルが今まで未体験の操作だったのでなれるのに時間がかかりました。

使い込んだ時
設定方法やモードが複数あるのでトライアンドエラーでどんどん使い方をブラッシュアップできるのが面白いと思います。ふとした時に「あのボタンにこの機能いいんじゃないかな?」と思いつき変更したりしてました。今まで使っていた物が握るタイプだったので最初はジョイスティックモードにして握って使っていましたが、オービタルエンジンモードも使いたくなり置型に変更したりといろいろ試せます。
また、作業効率アップはもちろんなのですが、変な姿勢によるキーボード操作からくる肩こり解消の為に左手デバイスを使っている面もあるので先述したワイヤレスで握って使いやすい形も加わると嬉しいです。加えてアプリを移動したときに自動的にプロファイルが切り替わると最高です。

ー 「握って使って」とありますが、片手でOrbital2を掴んで使用していたということでしょうか?その際の使い勝手はいかがでしたでしょうか?

はい、片手でOrbital2を掴んで使用していました。ジョイスティック上部を回転させるのは少しやりにくくなりますが、押し込むのは握った方がやりやすく好きな場所に手を持ってこれるという点ではこちらの使い方も結構好きです。

※それぞれOrbital2の持ち方は違いますが、基本的には、手の側面を作業机に沿うように置き、親指と人差し指をジョイスティックの上部に添え、Orbital2を抱えるようにお持ちいただくことを推奨しております。

ー Orbital2の一番使い勝手が良かった機能はありますか?

ポップアップ機能が今までの左手デバイスでは無かったので、着彩作業のときにペン先の少ない動作で複数のツールを切り替えられるのは面白かったです。

ー Orbital2のおすすめの設定方法や便利な使い方はありますか?

一つポップアップ機能を使って徐々に増やしていけたら効果的に使えそうです。すべてがポップアップになったときの爆速をイメージすると恐ろしいです。

ー ポップアップ機能でもフリックメニューをお使いになられている印象ですが、ツール切り替えの他に登録できる機能やショートカット はありそうでしょうか?

Adobe Photoshopでアクションを使っている方はそれを割振ったら良さそうです。
あと左手デバイスを使うことによってキーボードを使わなくなるので地味に「保存」のショートカットも入れたら便利かもしれません。

ー Wacom Cintiq 16をお使いとのことですが、液晶タブレットとOrbital2を併用した際の使い心地・使い勝手はいかがでしたでしょうか? また効率は感じられましたか?

液晶タブレットを使うとキーボードを不自然な場所に置かざるをえなくなります。そのためキーボード操作がしにくくなるのでその解決策として左手デバイスを使っています。なので、Orbital2を使うことによってキーボード操作を極力無くし左手デバイスのみで完結させることで効率化や不自然に手を伸ばしてキーボード操作を行うなどの手間が無くなりました。

ー Orbital2を今後こう活用したい・してみたいなどありましたら、教えてください

アクションやポップアップ機能の設定箇所を増やしていったらかなりの高速化ができそうです。再び握った形での使用方法も試していきたいと思います。

【 最後に 】
ー これからご購入を検討されている方へのメッセージなどがあればお願いいたします。

左手デバイスは肩こり解消や高速化にはかなり効果を発揮すると思います。
その中でもOrbital2は多くのボタンやアクションの設定を可能にしたハイスペックデバイスだと思うので既存の左手デバイスで満足できない方にはぴったりだと思います。

▼ Machiyamaさんのオリジナルプロファイル
「Adobe Photoshop」にて、お使いいただけるプロファイルをご提供していただきました!
Macをお使いの方は こちら
※クリエイターの方からいただいたプロファイルのみを配布しているため、OSやキーボード配列によってはプロファイル配布がないものもあります。
ご了承ください。

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