2020/7/31

【 YouTuber : kimimaro 】
「Davinci Resolve × Orbital2」を使用して、動画編集してみた!

【 今回のクリエイター 】
kimimaro

ライフスタイル系YouTuber。
YouTube開設から1年で登録者数6万人を記録。(現在は、約8万人/2020年7月30日現在)
Vlogやライフハック、ガジェットレビュー中心に動画を配信。
Twitter:kimimaro
YouTube:kimimaro
Instagram:kimimaro0802
note:kimimaro0802

【 DaVinci Resolve × Orbital2で動画編集してみた! 】

DaVinci Resolve 上で、Orbital2を使った動画の編集方法を紹介していきます。

ー Orbital2を使わないカット編集について

まず、いつものカット編集の流れを説明します。
動画をプレビューして、途中に無駄な無言部分があるので、これを削除していきたいと思います。

通常のカット編集は、この無言部分になる始めにシークバーを合わせて、ここにブレードでカットを入れます。
次に無言が終わるところにシークバーを合わせて、ここにもカットを入れ、この不要部分をクリックして選択し、Deleteを押下します。

そうすると不要部分が削除され、後ろのクリップを前に詰めます。
シークバーを戻し、動画を再生し、確認を行います。

カット編集と確認はこのようにしますが、この頻繁に行うカット編集作業を何工程も踏まなきゃいけなくて、結構めんどくさいんです。

なので、このジョイスティックデバイスのOrbital2によく使うキーボードショートカットを割り当てて、カット編集をしています。Orbital2のおかげでとても快適にサクサクと編集ができています。

次項では、Orbital2にどのようなショートカットを割り当てているかを説明します。

ー Orbital2のショートカットの割り当てについて

Orbital2 Coreを起動します。
このように「Orbital Engineモード」と「Joystickモード」というモードがありまして、私はこの「Joystickモード」の方に キーの割り当てをしています。

[ Joystick ]

Joystickを傾倒した方向にそれぞれショートカットキーを登録することができます。
まず、上方向には、up(上矢印キー)。
同じく、下方向には、down(下矢印キー)。
これらは、上方向に倒すと1つ前のカットポイントにシークバーを移動し、同じく下方向に倒すと1つ後ろのカットポイントにシークバーを移動させます。

次に、右方向には、再生と一時停止(Space)、左方向には30フレーム戻りを割り当てます。

Joystickのダイヤル回転部分は、左回転にはleft(左矢印キー)、右回転にはright(右矢印キー)を割り当てます。
これで、回転させるとタイムラインのシークバーを1フレームずつ移動させることができます。これによってカットポイントの微調整がとてもしやすくなります。

Joystickはダイヤルを回転するだけでなく、押し込むこともできます。
このダイヤルの押し込みには、クリップの再生速度を50%にするスローモーションを割り当てています。

スローモーションにする時は、クリップを選択して「command + r」で速度変更メニューを開き、50%と記入し「変更」を押すと、選択したクリップをスローモーションにすることができます。
このようないくつかの工程を組めるのがプログラムマクロ機能であり、複合操作を割り当てることによって、ワンアクションで発火することができます。

実際にプログラムマクロを組んでみます。
「記録開始」をクリックして、「command +r → 5 → 0 → Enter 」を入力して、「記録終了」をクリックします。
これで記録完了です。最後に保存することで使用可能になります。

このようにクリップを選択して、ジョイスティックの上部を1回押し込むだけで、再生速度が50%になりました。
このように、Orbital2のプログラムマクロに記録すれば、複雑な処理もボタンをワンクリック・ワンアクションで実行することができます。

[ Flat Ring ]

上ボタンには、カットを割り当てています。
ボタンを一回押すだけで、ブレードで切ったようにカットポイントを入れることができます 。

左ボタンには、1つ前のカットポイントまでクリップを削除して詰めるという一連のコマンドを割り当てているので 、これを押すだけで不要部分を削除して、間隔を詰めることができます。同じように右ボタンには、1つ後ろのカットポイントまでクリップを削除して詰めるという一連のコマンドを割り当てています。

[ Glow Ring ]

Orbital2の光ってる部分がGlow Ringといい、発光カラーを変更することができます。
なので、現在は白ですが、例えばAdobe Premiere Proみたいな紫色だったり、Adobe Lightroomみたいな青緑色であったりとか 、好きな色を選ぶことができます。
ショートカットキーの割り当てやGlow Ringの色もクリエイティブソフトやアプリケーション毎にプロファイルを作って管理できるので、アプリケーション等のテーマカラーに合わせておくことで、プロファイルを選ぶ時も分かりやすいと思います。

Orbital2はコンパクトなジョイスティックデバイスですが、動画の編集効率などがとても上がるので、興味のある方はチェックしてみてください 。

【 最後に 】

▼ kimimaroさんのオリジナルプロファイル
「DaVinci Resolve」にて、お使いいただけるプロファイルをご提供していただきました!
Macをお使いの方は こちら
※クリエイターの方からいただいたプロファイルのみを配布しているため、OSやキーボード配列によってはプロファイル配布がないものもあります。
ご了承ください。

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