レディープレイヤーワンに関わった3Dモーションデザイナーが感じた Orbital2 とは?
Nick Lyonsさんは、ロサンゼルスを拠点にディズニーやルーカスフィルムにて、3Dモーションデザイナーとして活躍されていました。
3年前からはテリトリースタジオ(※)に在籍し、様々なプロジェクトに参加しています。『Ready Player One』では主人公がVRヘッドセットを装着し、VR空間オアシスの中に飛び込む場面や、登場人物がアイテムを使って、ガンダムに変身する場面を制作しました。
※ テリトリースタジオ : コマーシャル・ゲーム・映画など様々な映像作品における3Dグラフィックを制作しているスタジオ。
製作に関わった主な作品
『Blade Runner 2049』- Alcon Entertainment
『Ghost in the Shell』- Paramount Pictures and DreamWorks Pictures
『Pacify Rim: Uprising』- Legendary Entertainment
『Ready Player One』- Warner Bros and Amblin Entertainment
『Human Experience In Year Million』- National Geographic
私の名前はニック・ライアンです。3年前にテリトリースタジオで働き始めました。
ここではシニアモーションデザイナーとして幅広いプロジェクトにかかわり、約7年間モーショングラフィック業界で働いています。
そして現在、テリトリースタジオは制作に取り組む素晴らしい場所であり、
私たちは映画や商コマーシャルの様々なタイプのプロジェクトに携わっています。
私たちは、この映像にも映る『Ready Player One』の制作に携わりました。
そのシーンは、映画の中で登場人物がこのパワーアップアイテムを使って、ガンダムに変身するシーンでした。
登場人物はこのグローブを装着することによって巨大なガンダムに変身しました。
このシーンはとても興奮する魅力的なシーンになっています。
また私たちは『Ready Player One』のイントロの部分で主人公がVRヘッドセットを装着し、映画のメインの舞台となる、VR空間オアシスの中に飛び込み、長いチューブを通って旅行するようなシーンも描きました。
それはまるで、新たに発見した世界へ飛び込んでいくような感覚でした。
Orbital2を用いて創作活動をしてみてとても楽しい経験>ができました。
また、ショートカットキーの設定も簡単で3Dプログラムで使う様々な機能をアサインし、カメラの動きや、マクロの設定など非常にカスタマイズに優れた仕様になっていると感じました。
3D作品を作る際、日々行う制作フローでアクションや様々な機能を設定でき、片手で高度な洗練された作業が行えます。
私はOrbital2の周りにある様々なボタンやジョイスティックにいろいろな動きを与えることで、たくさんのオプションが使えるようになると思っています。
特にデバイスの左側のボタンが押しやすく、スクロールの動作もジョイスティックで簡単に操作することができました。
Orbital2はクリエイターの創作活動のすべての課程で役立つデバイスであると感じました。
3D制作はかなり複雑ですが、Orbital2はそうした制作にも力を発揮してくれると思いました。
コンセンプティングフェーズ、Photoshop、Illustrator、After Effectsなどにも活用できると思います。
私たちは同じ作業を何回も繰り返しますので、自由にカスタマイズできる機能があるというのはクリエイティブな仕事をする者にとって大変助かります。
私はOrbital2のコンセプトが大変気に入りました。
もしあなたがクリエイターならOrbital2で様々なメニューへアクセスしたり、オーバーレイのインターフェイスにアクセスするとマクロやキーバインドの観点からとても役に立ちます。
なぜなら3Dプログラムにはたくさんのメニューがあり、それらと紐付けすることが困難なことがあります。
きっとそれは他のクリエイターにも言えることではないでしょうか。
Orbital2は非常に直感的でとても使いやすかったです。
本当にいい経験ができました。