2020/02/28

【 映像クリエイター : キノモト キリン 】マクロとエクスプレッションを使った作業の自動化

【 今回のクリエイター 】
キノモト キリン | Kirin Kinomoto

映像エディター。
大阪成蹊大学芸術学部を卒業し、映像について学ぶ。
新卒でポストプロダクションに入社し2年務め、 現在は 制作会社のハウスエディタとして WEB CM・VP等を中心に毎日Adobe After Effectsを触れている。
※VP:ビデオパッケージの略。映像とプラスアルファの情報を載せ、より多くの情報の伝達が可能。

【 普段のお仕事と作業環境 】
ー 普段、どんなクリエイティブ作業をしていますか?

WEB CMなどのオンライン作業(合成やモーションなどのブラッシュアップ)やオフライン作業(映像をつなぐ作業)などを中心に映像編集の仕事をしています。

ー 普段、作業環境を教えてください。

作業環境については、まずPCを2台併用していて、
自宅作業用にeX.computer G-GEAR(OS:Windows 10、CPU:Intel 7820x、GPU:NVIDIA GeForce GTX GP U1070、メモリ:32GB)、 現場編集や外部編集室などでMacBook Pro(16インチ、2019)を使用しています。

また周辺機器には、LGのW2261VG-PFというモニターとロジクールのG600というマウス、あとはワコムのIntuos4というペンタブレットを使用しています。

【 映像クリエイターとして 】
ー 映像クリエイターになる上で心がけていることを教えてください。

私自身、まだまだ勉強の身ですが、組み合わせる力を磨くことを日々心がけています。
ちょっとしたエフェクトの組み合わせちょっとしたモーション自分が過去に作ったモノの少しでも良かったところを制作物に混ぜ込みブラッシュアップしています。

例えば、ビデオSALON2020年1月号 にて、掲載された作品のグリッチノイズの表現は、別作品のスポーツ系PVなどでノウハウを活かせました。

また、日々のモーショングラフィックス制作の際も、混ぜ込むことで作業効率が上がりそうです。

【 Orbital2について 】
ー Orbital2を使ってみてどうでしたか?

初めて使用したとき、ジョイスティックを倒した際のフィードバック画面のシンクロ感が楽しかったです。
慣れていくと更に直感的な操作が可能になりました!

私はAdobe After Effectsにて「Orbital2」を使用したのですが、たくさんの素材などを管理する際、どうしても反復作業が発生します。その際に「Orbital2」のマクロ機能を使うことで、素材の差し替えなど効率化を図ることが可能なりました!
あとは例えば、スライドショーなどを作成する際コンポジションをたくさん複製するのですが、これを自動化することもできるので、手数を減らすことができます!

また、ショートカットキーはもちろんのこと、よく使うwigglerandom , loopOut(“offset”) のプリセットなどのエクスプレッションも瞬時に呼び出すことや自動化が可能になったことで、作業の効率化高速化につながりそうです!

ー 今後、Orbital2をどのように活用したいですか?

今までは、キーボードを両手で触らないとできない操作が多かったのですが、
「Orbital2」を使うことで左手のみでアニメーションやキーフレームの操作をできるようにしていきたいです!
少し慣れも必要かとは思いますが、挑戦する価値があると思います。
また、カラーグレーディングに応用できないか試してみたいと思っています。

【 最後に 】
ー ご購入を検討されている方へメッセージをお願いします。

私は制作する上で、「細かい時間短縮がクオリティに直結する」と考えています。
しかし、クリエイティブソフトはどうしてもショートカットなどが多く、習得するのに時間を要します。
「Orbital2」を使用することでそういった障害がかなり減ってくれるのではないかと思います。

ー プロファイルをDLされる方への注意点

プロファイルをお使いになる際に、Adobe After Effectsのキーボードショートカット
選択したプロパティのエクスプレッションを切り替え」に"control + @"の追加をお願いいたします!

▼ キノモトさんのオリジナルプロファイル
「Adobe After Effects」にて、お使いいただけるプロファイルをご提供していただきました!
Macをお使いの方は こちら
※クリエイターの方からいただいたプロファイルのみを配布しているため、OSやキーボード配列によってはプロファイル配布がないものもあります。
ご了承ください。

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