2020/07/13

オービタルエンジンができること【 オービタルエンジンモード編 】

1. オービタルエンジンモードの動かし方について

Orbital Engineモードは、8方向に倒して、左右に回すのが基本的な操作になります。
戻る・進む、拡大・縮小などの機能が直感的に操作できます。

また、Joystickモードと素早く切り替えることも可能です。
「その他機能」の「Joystickモードに切替」または「Orbital Engineモード/Joystickモードの交互切替」を割り当てることで、Orbital2の操作だけでモード切替が可能な為、作業の邪魔をしません。

2. よく使われる事例
イラスト向けのおすすめの設定

イラストを描かれる方向けには、以下のような設定がおすすめです。
キャンバスの回転(左回転・右回転・表示リセット)
ブラシ濃度(不透明度を下げる・上げる)
ブラシサイズ(サイズを大きく・小さく)
ブラシサイズの変更を厳密な数値でなく感覚的に行いたい場合も、オービタルエンジンに設定されると快適です。
拡大縮小(拡大・縮小・表示リセット)

▼ 例:CLIP STUDIOでの「キャンバス回転」の設定
ダイヤルを左に回した際に、キャンバスを左回転させるショートカットキーを「キーストローク」にて設定。

映像編集向けのおすすめの設定

映像編集を行われる方向けには、以下のような設定がおすすめです。
戻る/進む(戻る・進む)
シーケンスの伸縮(拡大・縮小)
シャトル(左方向へシャトル・右方向へシャトル・シャトルの停止)
コマ送り(前のフレームに移動・次のフレームに移動)

映像編集には様々なクリエイティブソフトが使用されます。クリエイティブソフトごとのおすすめの設定についても紹介します。

■ After Effectsのおすすめ設定

タイムライン拡大/縮小(拡大・縮小)
本来であればタイムラインの左下にあるバーで調節するところを、Orbital2に割り当てることで一瞬で拡大/縮小が可能になります。
ワークエリア選択(イン点[b]・アウト点[n])
イン点とアウト点をつけることができ、レンダリングや書き出しの際にとても役に立ちます。

■ Premiere Proのおすすめ設定

ボリューム変更(ボリュームを上げる・下げる)
面倒なボリューム変更もOrbital2に割り当てておことで、再生しながらボリューム変更が可能です。
編集点の移動(前のポイントへ移動・次のポイントへ移動・最も近い編集ポイントをロールとして選択)
クリップのカットごとに移動させることが出来ます。
スティックの押し込み部分の設定には、「キーローテーション」を使い、最も近い編集ポイントをロールとして選ぶよう設定します。

Orbital2のキーボードローテーション機能を使って編集点の移動ボタンを押した際に上記のコマンドが繰り返されるように組み込むことが出来ます。
1回目はY、2回目~5回目はUに設定しています。
6回押すと1回目のYに戻ります。

これで編集点を指定してトリムでホイールさせることで、前後のクリップのインとアウトをホイール操作で調整することが出来ます。

■ Cinema 4Dのおすすめ設定

ズーム(ズームイン・ズームアウト)
「キーストローク」でショートカットキーを割り当てます。
ホイール(ダウン・アップ)
「マウス機能」のスクロール機能を使って割り当てます。

ホイールとズームは同じように思えるのですが、ズームの拡大・縮小率が異なります。
ズームはジャンプ率が高く一気に大きさが変わるのに対し、ホイールは少しずつ大きさが変化します。
またホイールは「マウス機能」のスクロール機能を使って設定しているので数値入力にも使えますが、ズームでは使えません。この特性を踏まえて使い分けます。

▼「マウス機能」のスクロール機能を使って、スクロールアップ・ダウンを割り当てます。

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